グローバル協約
1999年のダーバン世界大会においてICEMは多国籍企業とグローバル枠組み協約について交渉し締結するを優先事項とすることを決議しました。ICEMは協約交渉について熱心に取り組み、条文の表現について入念に吟味した結果、これまでに石油、電力、ゴム及び製紙産業内の数社とグローバル協約を締結することができました。
現在、ルークオイル、SCA、エニ、アングロゴールド、ノルスクスコグ、エンデサ、フロイデンベルグ、スタットオイル、ロディア、フランス電力(EDF)及びラファージの各社とグローバル協約を締結し、定期的に関係各社の役員と労働組合の代表がグローバルレベルでフォローしています。
ICEMのグローバル協約締結の目的は労働組合権、安全衛生及び環境の最善の基準やベストプラクティス並びに質の高い労働の原則を世界各地にある当該企業の事業所で実施することです。グローバル協約は事業所がある国においてこれらの問題についての法律があるかどうかに関わらず、特定の多国籍企業内のすべての事業所において一連の原則を確立する協約です。
ICEMは多国籍企業の本国の加盟組織と協力してグローバル協約を締結します。グローバル協約は特定の事業所における労働協約交渉に取って代わるものではありません。むしろ、全事業所において人権、労働組合権、安全衛生及び環境についての高い基準が常に充足されることを保障する協約です。
ICEMのグローバル協約条文の中で特に重要なのは企業のトップレベルと労働組合のリーダーが定期的にグローバル協約の条項の順守状況について検討する制度です。この条文によりグローバル協約は実際に活用できる協約となり、企業の実績をモニターすることができ、また、経験を踏まえて、協約の条文を修正、改善することが可能となります。そして、この再検討制度こそがグローバル協約と企業の行動規範と違う点です。



















